近年、情報技術の進歩により、WebアプリケーションやWebシステムが一般的になり、今後も発展し続ける期待があります。今回は、Web開発を検討されている企業様に役立つ情報を提供するため、以下の4つのポイントで簡単にご解説いたします。
1. Web開発と関連案件の分類
簡単というと、Web開発はWebアプリケーションのプログラミングやWebシステム、Webサービス、Webソフトウェアの開発などを行うことです。
以前、アプリケーションやシステム、ソフトウェアなどがオンプレミス型の独自で開発されましたが、現在では、低コストで利便性が高くて、Web上で運用できるもののほうが人気になっています。
業務システムとして、Webアプリを活用する企業ケースが多いです。一方、自社に開発環境を備えている企業は少ないです。
そのため、システム会社への外注でWeb開発を行う一般企業が多くなっています。
各案件の種類をわけると、下記に分類できると考えております。
種類 | BtoB系システム | BtoC系システム | 社内システム | WordPressを使用したCMSサイト |
定義 | Business to Businessの略称で、企業から企業へ商品・サービスを提供するビジネスモデル | Business to Consumerの略称で、企業から消費者へ商品・サービスを提供するビジネスモデル | 繰り返しの業務をデジタル化して効果を向上させるシステム | コンテンツ・マネジメント・システムの略称で、Webサイトを作るための専門的な知識がなくても、構築、更新、運営ができるシステムのこと |
例 | バックオフィス系の会計システム、生産管理システム、人事システム、マッチングサービスなど | ECサイトやスマホゲームなど | 基幹システム(在庫管理や勤怠管理など) | WEBメディア・ニュースサイト等 |
特徴 | ・希望が大きくで、複雑なシステムが多いですので、コストが結構かかります。・運用保守作業yなどは定期的に行いますが、システムの見直しをデイリーで行いません。 | ・個人の嗜好に合わせて利用するWebサービスです・ユーザーの反応を見ながら、日々ブラッシュアップすることが必要です | ・様々な業務において、システム導入によって、効率化することができます。 | ・基本的な操作が簡単ですので初心者でも使いやすいです。そのため、WordPressを使ったCMSサイト開発のニーズが高まっているといえるでしょう。 |
2. Web開発プロセス
Web開発の流れは、どのようなアプリ・システムを開発するかで微妙に異なりますが、基本的には以下の手順で進めていきます。
- 要件定義:必要な機能やユーザーが求める要求をまとめて、要件定義書を作成すること
- 外部設計:件定義した内容に沿ったユーザーインターフェースを作成していくこと
- 内部設計:Web開発をする成果物の中身を設計すること
- 開発:Web開発の上流工程が終わったら、決めた設計に合わせて実際にプログラムの作成を進めること
- 各種テストの実施:単体テスト、結合テスト、システムテスト、運用テスト
- リリース:運用テストが完了した成果物を実際の現場に完全に移す作業のこと
- 運用・保守:Web開発した成果物が問題なく運用できるように確認したり、個別に対応したりする工程
3. Web開発に必要なスキル& 一般的な開発言語
- Web開発する時、必要なスキルは、以下のものが挙げられます。
・プログラミングスキル:プログラミングスキルがないとシステムなどの開発ができないです。Web開発においては、言語がプロダクト質にも影響を与えるため、案件に適したものを選ぶのが大切です。
・フレームワークに関するスキル:フレームワークは扱うプログラミング言語によって異なるため、選択した言語に合ったフレームワークを選択していきましょう。
・データベースに関するスキル:データベースで管理するデータとしてよく挙げられるのが顧客情報などで、特に一般ユーザーに対して打ち出すサービスだと重要なスキルとなってきます。
- Web開発でよく使用される開発言語は、HTML/CSS、JavaScript、Java、PHP、Ruby、Pythonなどです。
4. Web開発を外注する際に注意するポイント
- Web開発を検討する方には、自社で開発するのか、外注するのかを考慮する必要があります。この数年、ITリソースが足りないですので、外部に発注するという企業が多くなっています。その際、2つのポイントを必ず注意しましょう
・セキュリティ対策があるかどうか
外注する場合、必ずNDA契約を締結し、開発段階での情報管理の方法や、運用後のセキュリティ面について、システム開発会社と確認しておきましょう。セキュリティ対策がないとトラブルが起こる可能性が高いです。そのため、セキュリティ対策をしっかり行ってくれるシステム開発会社を選びましょう。
・納品後のサポートがあるかどうか
納品後にアフターケアや運用保守ができる環境になっているかどうか確認することが大切です。納品後のサポートが充実している開発会社を選ぶことは重要なポイントのひとつといえるでしょう。
Miichisoftは、現在まで、多くのWeb開発案件を開発したことがあります。5年間の経験からまとめて、本記事でまとめました。ご参考になりましたら幸いです。
ご興味がありましたら、Miichisoftにぜひお気軽にご連絡ください。