インターネット上でビジネス活動を行うことが当たり前になってきたことで、Web システム開発やアプリ開発の重要性は高まってきています。しかし、Webシステム開発とアプリ開発にはどのような違いがあるのでしょうか。今回は、Web システム開発とアプリ開発の違いについて分かりやすく解説します。
1. Web システム開発とは?
Web システム開発とは、企業で行なわれる業務などをオートメーション化するために必要な設計、プログラミング、テストなどの一連の作業の総称のことです。
2. アプリ開発とは?
アプリケーション(以下、アプリ)には、大きく分けて「Webアプリ」「ネイティブアプリ」「ハイブリッドアプリ」の3種類があり、以下のような違いがあります。
・Webアプリ PCやスマホのブラウザから利用する
・ネイティブ(スマホ)アプリ 端末にインストールして利用する
・ハイブリッドアプリ OSを問わず端末独自の機能を利用できるアプリ
アプリ開発の領域は、ユーザーが直接見たり触ったりする部分に関わる「フロントエンド」と、サーバーやデータベースなど、ユーザーが操作しない部分の「バックエンド」に分けられます。フロントエンドとバックエンドでは、同じアプリ開発と言っても、必要な知識・技術・プログラミング言語も違いますので、注意しましょう。
3. Web システム開発とアプリ開発の違いとは?
Web システム開発とアプリ開発とでは、そもそも立ち位置や役割が異なります。
例えば、ゲームをゲーム機でプレイする場合、ゲーム機のシステムが動作することでゲームソフトを読み取ります。この読み取られる側のゲームソフトに該当するのがアプリです。
つまり、アプリ開発とは、メインとなるシステムを使用して動作するアプリの開発であり、アプリはシステムを通して動作するものであるということにおいて、アプリ開発とシステム開発の違いがあります。大きな仕組みを作るのがシステム開発で、中身のソフトを作るのがアプリ開発というわけです。
3.1. Web システム開発のメリット
以下のようなメリットを持つのがWeb システム開発です。
- 業務効率化の仕組みができる
システム開発を行うことで、物理的な距離がある部署間・支社間で、効率化の仕組みを構築できます。 - 大規模な枠組み・仕組み作りにも対応
特定の機能に特化したアプリに比べ、大規模なデータを管理することに優れています。銀行システムやチケット予約システムなどは、システム開発のほうが適しています。
3.2. アプリ開発のメリット
以下のようなメリットを持つのがアプリ開発の特徴です。
- 認知拡大ができる
テレビなどマスメディアに広告を打つことは大きな予算をかけなければなりません。
一方、アプリとSNSを上手く連携させることによって、低コストで、拡散によって企業情報を多くの人の目に触れさせることが可能です。
また、アプリを使ってネット通販などを行うことで、店舗に足を運べない顧客にも商品を届けられるようになります。必要な情報を必要な人に届ける上でアプリは便利です。 - 顧客行動データの解析・分析ができる
アプリを活用すれば、顧客の年齢・居住地・性別といった属性だけでなく、購入経路や購入履歴、ほかにどのような商品に興味を持っているかなどを把握することができます。つまり、リアル店舗では収集が難しい情報もデータとして蓄積されます。情報を収集し、それを分析することで、想定顧客と実際の顧客とのずれに気づけるなど、フィードバックにもつながります。
4. Web システム開発とアプリ開発の費用相場
アプリケーション・システム開発の費用は、求める要件やエンジニアのレベル、開発に必要な期間に応じて変わるため、一概にいくらとはいえません。しかし、ジャンルや搭載する機能によって、ある程度の目安はあります。
簡易顧客システムは20万円~、Webシステムは130万円~、業務システムは400万円~が目安となっています。
一方、アプリ開発は、Androidアプリは150万円~、iPhoneアプリは150万円~、ソーシャルゲームは3,000万円~が目安です。
実際にかかる費用は見積りが必要ですので、あくまでも目安だと思っておきましょう。
5. MiichisoftのWeb システム開発の強み
Miichisoftはオフショア開発を強みとしており、手頃な価格、早いスピード、ISO 90001/ISO 27001の基準を満たす高い品質で顧客のご要望に基づいた開発サービスを提供しています。加えて、顧客の事業に合ったワンストップサービスが可能です。ベトナム側と日本側で合計180名の開発者でお客様が必ず満足するサービスを提供しています。
6. まとめ
今回の記事では、わかりそうで実はわかりにくい、Web システム開発とアプリ開発の違いについてご紹介しました。つくりたいものがWebシステムなのか、それともアプリなのかによって考慮することや費用も変わってきますので注意しましょう。
Web システム開発についての基礎知識を知りたい方はこちらからご確認頂けます。