2025年7月27日、MiichisoftのCEOであり、ハノイ工科大学の卒業生でもあるブウ・ホン・コン氏が、同大学 情報通信技術学部(SoICT)が主催する進学相談イベントに特別ゲストとして登壇しました。企業代表として招かれたコン氏は、現在のテクノロジートレンド、キャリア形成の考え方、そしてグローバルで活躍するエンジニアに求められるスキルについて、実務視点から高校生に向けてリアルなアドバイスを行いました。
SoICTによる進学相談イベントとは
本イベントは、ハノイ工科大学SoICTが毎年開催している恒例行事で、教職員、企業代表、卒業生が一堂に会します。高校生は、教育課程の概要や将来のキャリアパス、大学での学びの環境について、直接情報を得ることができる貴重な機会となっています。
画像出典:Soict.hust.edu.vn
Miichisoftにとって、次世代を担う若者たちの進路形成に耳を傾け、共に未来を考える本イベントは非常に意義深い機会です。特に、日本市場との連携経験を持つIT企業としての視点から、現場に即したキャリアアドバイスや実践的な学びを共有することで、未来のエンジニア育成に貢献しています。
日本でのキャリア形成に向けた展望、CEO Miichisoftの見解とは?
進学相談イベントの中でも、グローバルな就職機会や国際的なキャリア形成への関心は非常に高く、参加者の注目を集めました。フランスやヨーロッパ諸国などの発展市場に加え、日本は今もなお、若手エンジニアにとって魅力的な就職先として支持されています。その理由として、整備された技術エコシステム、高い人材需要、そしてプロフェッショナルな職場環境が挙げられます。
日本企業との長年の協業経験を持つCEO Miichisoft、ブウ・ホン・コン氏は次のように語っています:
「IT業界は成長が止まることなく、むしろ加速しています。それに伴い、企業が求める人材の質も年々高まっており、特に“考える力”が重要視されています。優れた学業成績と鋭い思考力を持つ学生には、高い給与や充実した待遇を提示する企業も少なくありません。中でも、ハノイ工科大学の学生は、論理的思考力、批判的思考、そして学習意欲の高さが際立っており、国内外の労働市場でも高く評価されています。」
さらにコン氏は、早い段階で自分の強みを理解し、主体的にソフトスキルを磨き、継続的な自己学習を意識することの重要性を強調しました。技術が常に進化し続ける現代において、スキルとマインドセットの両面で準備が整っていれば、国内外を問わずどのような環境でも長期的に活躍できると述べています。
ベトナムの若手IT人材とともに歩む未来へ
Miichisoftは、テクノロジー業界の持続可能な発展において、次世代を担う若者の役割を非常に重要視しています。教育機関と企業をつなぐ各種活動に積極的に参加することで、学生たちの期待や悩み、そしてイノベーションへの熱意を直接聞く貴重な機会を得ています。
Miichisoftは、キャリア支援イベントに加え、IT人材の育成を目的としたMIT(Miichisoft Internship Trainee)プログラムを展開しており、質の高い技術者の育成に力を注いでいます。また、ベトナムと日本の間で文化と技術が交差する国際協力活動にも積極的に取り組み、グローバルな環境で学び・働くチャンスを広げています。
「社会の幸せ」をコアバリューに掲げるMiichisoftは、特に若い世代への人材投資こそが、持続可能かつ人間中心のテクノロジー社会を築く鍵であると信じています。