ここ数年、コロナ禍でビジネスモデルも大きく変化して、DX導入の需要が高まっています。その状況の中で、IT企業だけでなく非IT企業には、業務改善、事業拡大を目指してデジタル化したい企業が多いです。しかし、IT人材不足でIT 部門を立ち上げるには多くの困難・費用がかかります。そのため、ベトナムをはじめ、海外にアウトソーシングする傾向があります。
今回、4年以上オフショア開発をやってきたMiichisoftは、オフショア開発活用の効率化に役立つと思う11の注意点を挙げてみました。ぜひご参考になさって下さい。
オフショア開発を活用される際に役立つ11のコツ
1. 適切なオフショア開発会社を選ぶ
- 治安及び政治などは安定しているか
規模・実績(プロファイルの数、ドメイン、導入事例、等) - 資格、認証等
- CEOのプロファイル(例:Miichisoftのリーダーであるコン氏は、IT業界での若いリーダーTOP10に選べられた)
- お支払方法
- お客様からのフィードバック
2. 秘密保持契約 (NDA)を必ず締結する
機密保持契約 (NDA) は営業秘密や製造技術等のノウハウ、お取引で知り得たお客様の情報等を、目的外利用や第三者への漏洩を防止するために締結する契約です。プロジェクトの詳細を共有する前に、オフショア開発会社とNDA契約を締結することが重要です。
3. 社内で準備する
オフショア開発会社に外注する際は、社内のチームにオフショア開発導入の理由・結果とメリット・デメリットなどを理解していただく必要があります。特に未経験のお客様には、メンバーのモチベーションをあげるため、社内キックオフの会議等を行うことをお勧めします。
4. 明確な目標を設定する
明確で達成可能な目標を設定しない場合、生産性が低下し、最初の目標からずれる可能性があります。最終的にプロジェクトが出来ましたが、要望・期待に応えません。したがって、プロジェクトのオーナーは、タスクを明確に設定し、ビジョンを共有するほうが良いです。
良い目標を設定するにはSMARTの法則の使用をお勧めします。
- Specific(具体性):プロジェクトの正確な情報・説明をオフショア開発会社に提供
- Measurable(測定可能):プロジェクト実装の前に、定量化可能で測定可能の目標を設定する必要がある。 その目標を基づいて、オフショアチームが開発した品質を評価
- Achievable(達成可能):目標は現時点の資源・リソースに現実的で適切なものである
- Relevant(関連性):経営戦略とコアバリューに一致する目標を立てる
- Time-based(期限):何週間以内かという目標達成の期限を設定
5. プロジェクトの詳細を提供する
開発チームに提供する情報が明確であれば、最初の予算を超えず指定時間と期待どおりにプロダクトが入手できる可能性が高くなります。いくつかの必要なタスクは次のようにあげられると思います。
- タスクについて説明
- 機能のリストを作成し、それらの優先順位をマークし、最も重要なものを強調
- プロダクトを開発するプラットフォーム(Web、iOS、Androidなどに)を指定
- リリース後のサポートとメンテナンスを明確化
6. コミュニケーションが不可欠
良いフィードバックと正確な理解は、プロジェクト実施する際に重要なポイントです。コミュニケーションが少ない時、仕事の効果が低下する可能性があります。逆に、伝達効率が上がるだけで、開発プロセスが大幅に加速する可能性があります。
7. 定例会議を設定する
コミュニケーションをとる理想的な方法は、お互いの活動や問題に関する最新情報を伝えることです。プロダクトのオーナー、またはプロジェクトのマネージャーは、チームに関連情報を提供し、それがデモのレポートに書かれていることを確認する必要があります。良い点と悪い点を反省し、それらに対する解決策を見つけることも、双方にとって不可欠です。
8. ツールで連続で更新する
Trello、Slack、Zoom、JIRA などのプラットフォームは、オフショア開発の導入を通じて広く使用されるようになりました。適切なツールを使用すると、生産性が向上し、業務が改善できます。
さらに、同僚関係、信頼関係を築くために、Skype、Join Me、WhatsApp などツールを使用し、オフショアのチームと定期的にコミュニケーションを取ることができます。
9. スムーズな作業プロセスを確保する
パートナー企業について調べることに加えて、オフショアのパートナーに自社のビジネスに関する情報を共有したほうがいいです。そうすれば、双方が組織構造、作業手順、およびプロダクトについて相互に理解することができます。
オフショアチームと協力して、初日からプロダクト発売日まで、会社の目標、コンセプト、ニーズを詳細に伝えることで、ワークフローを確保することができます。
10. 議事録をきちんと作成・確認する
決定点、課題等が書かれたかどうか、確認することが必要です。どの資料が不足する場合も多くの損失を引き起こす場合があります。
プロジェクトの議事録が正確でしっかり整理される時、リーダーとメンバーが意志の疎通を効果的に図ることができます。また、過去の議事録が記録されていると、決定点・課題・次のアクションが明確になり、仕事の進捗がスムーズになります。
11. リリース後もオフショア開発会社と連絡を取り合う
すべての機能が実装されると、保守フェーズに移行しますので、開発チームが他のプロジェクトに移ります。但し、オフショア開発会社にプロダクトのエラー・機能追加等を依頼する需要がありますので、連絡を取るのがポイントになります。
オフショア開発なら「Miichisoft」
オフショア開発会社として約4年以上、日系企業と取引してきたMiichisoftはお客様にとって上記の11のポイントが役に立つ記事だと期待しております。
Miichisoftは将来、ベトナム国内で顧客により最適なソフトウェアソリューションサービスを提供するNo.1の会社になるという意味の「未来一番」と「ソフトウェア」という2つの言葉から作られた名前です。新規プロジェクトのアイディア、実施からメンテナンスまでMiichisoftトがサポートさせて頂きます。
オフショア開発に関するご質問がございましたら、Miichisoftにお問い合わせください。
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